2019年 年頭のご挨拶

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一致協力、慎重・機敏、一心不乱

新年明けましておめでとう御座います。
2019年の新しい年を迎えました。
本年の干支は十二支最後の亥年です。

●語源

 亥(イ・ガイ)という漢字は、豕(イノコ)の象形文字で「核」と同義語です。
亥は陽気がまったく地中に入り、陰極まって地中に微陽が起こっている状況を示すと供に、植物が実となって新しい生命を内蔵する核を形成し、起爆性エネルギーを凝縮、蓄積している様子を表し、そこから亥には根ざす・兆(キザ)すという意味が生まれます。
 亥は季節では冬に当たりますから草木が凋落(チョウラク)「しぼんで」して、今までの一切の生命のエネルギーが小さな種の中に凝縮し、ここで四季の運行が終結して又振り出しに戻って子(ネ)から始まるのです。
 いずれにしても、亥年は、いろいろな問題をはらんでいて何が発生するかわからないだけに、物事の底流・本質をよく洞察して慎重・機敏な対応が肝要です。

●伝説

 人々は、昔から豊穣多産を願う意識の現われとして、猟師達は信頼し一致協力しイノシシを獲り、その場で耳をそぎとって木串に刺して立てておくか、豊猟を祈願して山の神に捧げる風習があります。
 イノシシは、平均5・6頭の子を産む多産な動物であるところから、「いのこの日」に‘いのこ餅’を食べると、万病を除くことができ、しかも子宝にも恵まれると伝えられている。
 イソップ物語の中に、木のそばで牙を磨いているイノシシに向かって猟師が[危険が迫っていないのになぜ牙を磨くのですか]と問うたところ、イノシシは[危険が襲ってきてからでは牙を磨いている暇はない、危険のおこる前に準備しておくのです]と言う話

●ことわざ

猪突猛進・・・・・前後を顧みないで一心不乱に突進する
猪も七代目には豕(イノコ)になる・・・長い年月の間には成長・変化する
天然礫(レキ)に猪を打つ・・・・・・・偶然のおもいがけのない幸福

●のたうつ

 転げ回り、苦しみもがくことを「のたうつ」と言いますが、イノシシから生まれた言葉です。イノシシは足が短く、シッポもちょこっとついているだけですから虫に止まられても追っ払うことも出来ず、そこでヌタ場と呼ばれる泥んこの中で泥浴びをする様からこう言われる。イノシシは蓮の花と似たところがあります。゛蓮華は泥の中にしか生きられないが、泥水には染まらない゛と言うように、イノシシも決して慌てることなく泥水には染まりません。

イ・・・・・一致協力・いのこの日・一心不乱
ノ・・・・・のたうつ(慌てることなく泥水には染まりません)
シ・・・・・慎重・機敏な対応
シ・・・・・信頼

以上のことを総合して、

 

会社運営について

生活面においては、健康保持に努める。健康管理

職場面においては、人間関係に努める。相互信頼
(友人面)
作業面においては、安全第一に努める。安全管理

技術面においては、技術習得に努める。品質管理

 

2019年経営方針

1.一致協力
2.慎重・機敏
3.一心不乱

以上の柱を念頭に2019年は、平成時代に終わりを継げ新しい時代の幕開けの年、新しいものに挑戦し、勇気を持って改革し、自分は何をすべきかを把握し、一人一人が本質をよく洞察して慎重・機敏な対応で危険のおこる前に準備し、一致協力し慌てることなく、前後を顧みないで一心不乱に突進することなく、自己の能力を最大限発揮し冷静で確実に誠心誠意努力をしていきたい。

新年の年頭挨拶の後、岩瀬諏訪神社において安全祈願を行いました。