2022年 年頭のご挨拶

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大地に根、心の強さ、トライ(挑戦)

新年明けましておめでとう御座います。
2022年の新しい年を迎えました。
本年の干支は十二支3番目の寅年です。

■語源
寅(とら・いん)」という漢字は、「うかんむり」と「由」と「ハ」の合字です。
上の「うかんむり」は、家・組織・会社・存在を表し、真ん中の「由」は人が差し向かいになっている象形文字で、手を合わせる・協力する意を表し、下の「ハ」は人なのです。だから、つつしむ・助けるという意味があるとともに、家の中で体を伸ばしていずまいを正すことにもなります。
また、「うかんむり」が地表・「T」が芽・「田」が種・「ハが」根です。地中から芽や根を出そうとするも出ききらないでいる状態を文字で表しています。
後年動物のトラが当てられ威勢の良さとして発展の意味付けをされますが行動しようと努力をするが伸び悩むといった意味が言えます。しかし力は内胞している状態です。
寅には、同寅(どういん)同僚、寅誼(いんぎ)同僚のよしみ、寅清(いんせい)同士  相たすけて、曲事・公害を清めるという意味もありますし、サンズイを付けた「演」はのびることで、進展を意味します。
しかし、物事が進展しているときに失敗するものですから、寅の恐ろしいことを昔の人は恐ろしいトラで表したものと思われます。したがって、「寅」には畏れつつしむの意味もあるのです。大地に根を張ってじっと発芽の時期を待ち、初めて地上にでることができます。

■人間とのかかわり
トラは昔から神秘なものと考えられ、恐ろしいものとされていました。山野に棲むトラの猛威に恐れおののく住民は、山でトラの名を口にすることを憚(はばか)り、山王と呼び、森の老翁としてました。そして、自分たちの先祖と信じて大切に扱い、地域によって山の神として信仰したり、守護神として祀るようになりました。

■ことわざ
虎は千里行って千里帰る・・トラは一日に千里行くが、残した子を思い、その千里の道を戻ってくる、親が子を思う心の強さと勢いの盛んなさまのたとえ
虎の子・・・・・・・・・・トラが子を非常に大切にするように、大切にする物のたとえ
張り子の虎・・・・・・・・虚勢を張る人のこと
虎に翼・・・・・・・・・・勢いのある物が、さらに勢力を加えること
虎の尾を踏む・・・・・・・危険極まりないこと     
虎は風を起こす・・・・・・断じて行えば、周りも変わり、時勢も動くものである

■話題
昨年は、新型コロナウイルス感染拡大から始まり、延期されていた東京オリンピック・パラリンピックが終わり、変異株オミクロンの感染拡大により、出口の見えない閉塞感を抱え、我々の社会環境ゃ経済活動にも多大な影響をもたらしました。
感染拡大からほぼ2年、このところの原材料価格の急騰、部品調達の停滞、withコロナのもとでの勤務形態の多様化など、我々を取り巻く環境はますます変化しております。また、日本の国内だけをみても、老朽化するインフラ、社会保障、食の安全性の問題、進まない震災復興など難問が山積しております。

2022年は、コロナウイルスが、我々にも多大な影響をもたらしました。何とか影響を最小限に留めるべく最大限の努力をし、大地に根を張って心の強さを大切に同僚・会社が一致団結し努力・協力し、周りも変わり時勢の変化が激しく危険極まりない時、畏れ つつしむことなく、虚勢を張らずトライ(挑戦)していく年にしていきたい。

■会社運営について

本年も引き続き次の事に努めなければなりません。

生活面においては、健康保持に努める。 健康管理

職場面(友人面)においては、人間関係に努める。 相互信頼

作業面においては、安全第一に努める。 安全管理

技術面においては、技術習得に努める。 品質管理