2024年 年頭のご挨拶
弾力性、創意工夫、心身無病
新年明けましておめでとう御座います。
2024年の新しい年を迎えました。
本年の干支は十二支5番目の辰年です。
■語源
「辰」の本来の読みは「しん」で、原字は「蜃」。
「蜃」は、二枚貝が開き、弾力性のある肉をピラピラと動かしているさまを描いた物で「振」「震」の意味を持つ。
『漢書の律暦志』では「動いて伸びる」「整う」の意味とし、草木が隆盛に成長し形が整った状態を表すと解釈されている。
これを「龍(竜)」としたのは、無学の庶民に十二支を浸透し覚えやすくする為に、神話上の動物である龍が割り当てられた。
「龍」は十二支の中で、一つだけ実存しない想像上の動物で、夢の中で創意工夫して描かれ、天に昇る様が希望へと導くとされている。
■人間とのかかわり
龍は想像上の動物でありながら、所持品の特徴的な丸い玉「如意珠(ニョウイシュ)」を手に入れた人は、家畜・子供・財産が欲しいままに得られ、無病で幸福になる、と言い伝えられている。
王者や偉大なものの存在は、龍にたとえられ、天子の象徴として用いられるのも、龍の超越性によるものです。
龍は権力の象徴であり、超自然的な、畏敬(イケイ)の対象となっています。
古代ローマでは、軍団が龍の旗を掲げたり、イギリスでは龍が王家の紋章として用いられ、ヨーロッパにおいては、龍が海軍の象徴で、バイキングは、船の舳先に龍の頭を飾ったりしています。
わが国では、水神や海神の「龍神信仰」が海女や農民の儀礼と結びついて、龍神の住む龍宮城のことは、浦嶋太郎の伝説にも出ています。
■ことわざ
竜の水を得るが如し・・・力を秘めていた強いものが機会を得ていよいよその力を一層発揮する。
竜の髭(ヒゲ)を撫で虎の尾を踏む・・・・大変な危険を冒すこと。
竜の髪を蟻が狙う・・・・・・・・弱者が強者に立ち向かうこと。
竜と心得た蛙子(カエルコ)・・・・・天才と思ったわが子が、親と同じ凡才で、見込み違いであった。
神龍忽(ジンリュウタチマ)釣者(チョウシャ)の網にかかる・・・・神通力を得た龍も油断をすれば、名もない漁師に捕えられる。
竜に翼・・・・・勢力の有るものが、さらに勢力を加える。
驪竜(リリュウ)の珠・・龍の顎の下にある珠、容易に手にする事が出来ない、目的の為に危険を冒す。
竜門の滝登り・・・立身出世に繋がる難しい関門。
2024年は、以上のことを総合して、容易に手にする事が出来ない物事に対し、弾力性を持ち、想像豊に創意工夫をし、心身ともに無病に努め、危険を冒すことなく難関に立ち向かい、油断せず・見込み違いせず、力を一層発揮し隆盛する年にしていきたい。
■会社運営について
本年も引き続き次の事に努めなければなりません。
生活面においては、健康保持に努める。
毎日の生活様式を整える 健康管理
職場面(友人面)においては、人間関係に努める。
相手の立場になって考える 相互信頼
作業面においては、安全第一に努める。
相互監視で危険の先取りを 安全管理
技術面においては、技術習得に努める。
自分から積極的に行動する 品質管理
2024年経営方針
1.弾力性
2.創意工夫
3.心身無病